Pentax K-3 Mark III Monochrome

Pentax K-3 Mark III Monochrome

先月の発表から気になっていた、件のペンタックスのPentax K-3 Mark III Monochromeを何時ものB&Hで手に入れた。昔はペンタックスを使っていたから、先祖がえりである。最後にペンタックスのカメラを買ったのは2009年にPentax K7を買っている記録が残っている。14年も前だ。残念ながら当時持っていたkマウントのレンズはすべて処分してしまった。今ではもう製造されていないZeiss Planar 50mm f1.4なども持っていた。あれ、素晴らしいレンズだったから処分しなければよかった。

購入に踏み切った理由は以下の複数である。

  • モノクロで撮ると、視点が変わる。この前NYCに出張したときにRicohのGR3xをモノクロで撮っていたのだけど、色が無くなることを意識すると、自然と形、陰影、画面の調和など普段気が付けないことに心を向けることができる。

  • 今持っているオリンパスのカメラの電子ファインダーEVFは性能はよいのだけど、見えてくる画像がいかにも電子画像であまり好きじゃない。もちろん、一眼レフというのがそれ以前のレンジファインダーに比べて写るままに見える!というのが売りだったことを考えるとEVFはまさに写っている画像を見ているわけだから本当はそのほうが一眼レフが目指したものの延長である気もするのがやや面白い。いや、僕は単にペンタプリズムみて写真撮りたいだけです。

  • 2013年に僕はペンタックスの煮え切らない対応に不満を感じてキャノンに乗り換えたのである。確かにキャノンの6Dは高画質で、しかもストロボなども使いやすくやAFなど非常に高性能で素晴らしかったのであるが、あまりカメラとしては面白みに欠けてそれ以上更新したいとも思えなかった。キャノンのカメラって高性能なんだけど別に愛着などは全然感じないものである。だから、再びペンタックス使いたかったのだ。

  • センサーサイズの大きさ、高画素にあまり関心がなくなった。この数年間は、主にマイクロフォーサーズのOlympus OMD5MK2を使っていたのだけど、画質的には十分であることに気がついた。特にオリンパスのレンズには小さくて非常に優れたレンズが多く、家族写真も、ポートレートも十分であることに気がついた。フルサイズである必要はない。これはよく言われていることだけど、自分で使ってみて実感したのだ。

  • RicohのGR3xも好きなんだけど、ピントが合わせにくいのが難点である。もちろんタッチスクリーンでピントを合わせたいところを押せば、合わせてくれるけど、明るい屋外などでは液晶だと見えない。僕はレンズもマニュアルでも構わないし、露出もマニュアルでも構わない。絞り優先で大抵は事足りるけどね。

プリオーダーなので実際いつ頃届くかはわからない。夏の休暇に行く前に付いてほしいけど。


Written By

Masahiko Aida