日本の食べ物で美味しいのは、フルーツである。とくに、梨などはおいしい。そこで昨年、梨の若い木を植えたのである。実がなるのは数年かかるだろうと思ったが、今年もすでに幾つか梨が生っている。スフィアンは頻繁に梨の実の様子を点検している。
梨の種類
ちなみに、少し種類の違うものを植えたほうが受粉がうまくゆくと読んだので、三種類はそれぞれ違う種類である。
- 幸水
- 豊水
- 長十郎
の三種類。トマトなどは自分の花粉で実ができるが、多くの果物は種類が違うものや、違う木の花粉のほうがよく実ができる。ブルーベリーもそうだ。そもそも有性生殖をする以上遺伝子に多様性があったほうがよいので、自分の花の花粉ではうまく種や実が出来ないのは分かる。
育て方
昨年最初に植えた時に穴を掘ってそこに、リンを入れておいた。自然界ではリンはあまり自分では移動できないので、木が生えているところに直接いれておいた。ただ、即効性ではないので、数年かけてゆっくりとバクテリアなどを通じてつかわれる。
面白いことに、ラズベリーとブラックベリーのそばに植えて、あまり日が当たららなくて育ちにくいのではと思った木が実は一番丈夫そうである。風からも守られているし、周りに木が在ったほうが地面にも直射日光が当たらず、根の辺りも暑くならない。そこで、単独で植えてある後二本にも支柱をあげてささえることにした。紐はホームデポでジュートなどの自然な材料で出来ている紐をできるだけつかう。ゴミにならないし、古くなったら切ってそのまま地面に落ちれば分解する。朝早起きして作業をしていたら、スフィアンもやってきた。僕も手伝う!と彼は農作業が好きだ。僕が好きでやっているからだろうな。
また、実がいくつかなっているのだが、数は減らしてかつ袋掛けをしたほうがよいらしい。米国でフルーツに袋掛けをしているのを見たことはない。そんなものは米国では売っていないので自分で作るかな。米国でよく使われる、サンドイッチバッグでよさそうだ、あれなら安いし。
日本の本を読むと、梨は棚づくりにするとかいてある。そういえば、梨園とかは皆、棚だったね。米国の本にはそんなことは書いてはいない。日本人のほうが梨は美味しく作るから、たぶん日本のやり方が美味しくなるんだろうな。棚はめんどくさいのでEspalierというワイナリーのブドウみたいに、左右に這わせることにすると思う。それなら、ケーブルを使って簡単にできる。
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