Wiremesh cover protection

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種は、トレーで大切に時間をかけて冬の終わりから育てるものもある。例えばトマトなどは、寒さに弱く霜が降ると死んでしまうので室内で育てる。同時に急いでないのであれば、トマトだって直播でも十分に育つ。直播にはメリットがいくつかあり、簡単であると同時に、植物には移植するストレスもない、寒さや暑さなど自然の気候の変動を受けて種から育つので、丈夫に育つ、育つのも早いと思う。

それらは多くの場合セレクションの結果でもある。最初から弱い種や、幼少期を乗り越えられない苗は、弱くなり枯れるか、枯れてナメクジなどに食べられてしまう。商業的に育てている場合は、土地を最大的に効率利用したいので、苗を育てて植えるのが最適だと思うが、自分の家で育てる限りは、直播して、ところどころに生えるのでも構わない。

僕の植物の育て方の視点は毎年アップデートされていて、出来るだけ直播が良いと思い始めているが、それでもトマトや、キュウリなど、あまり幼少期に丈夫でない植物は、トレーで苗として育てて、それ以外は直播でやりたいとおもっている。

2023年度において、直播に適していると思う野菜やハーブ

  • ケール
  • ハーブの多く、バジル、ディル、コリアンダーなど
  • ニンジン
  • レタス

苗から育てると成功しやすい

  • トマトなどのナイトシェード(トマト、ナス、ほおずき)
  • キュウリなどのサマースクワッシュ
  • キャベツ

種を直播する場合は、写真のような網が重要である。うちの庭は、地元の鳥、ロビンなどが訪れて、彼らは露出する地面を掘り出してミミズを探す。うちの鶏も時々ランから抜け出して同じことをする、彼らがミミズを掘り出すと、同時に、生えてきた苗などもスナックとして食べたり、また土と一緒に種が掻き出されてしまうこともある。自然農法の人はこういう事も踏まえて種を泥団子にしてまいたり、あまり気にしないのイだろうけど、自然農法で何もしないまでは僕はまだ達観していないので、こうして少し人為的に手を加えることもする。

ガーデニングは、自然と戦うのではなくて、自然を前にして、人間が少し手を加えて、自分たちの好ましい方向に持ってゆく行為だと思う。もちろん、やりすぎると、農薬、肥料などに依存した食物生産になり、望ましくない。この網は、土を掘るのを難しくして、ロビンさんやニワトリさんにほかの場所に行ってもらう、行為でありその程度の介入が望ましいと思う。

鳥が庭を訪れることには多くのメリットがある。多くの鳥は、虫を捕食して食べるので、キャタピラーなどは見つけるとすぐに鳥さんが食べてしまう。だから、庭を鳥にとってフレンドリーで好ましい環境にすることは大切だ。冬には餌をやり、夏には水を提供する。そして彼らが虫を捕食する。僕の庭の野菜生産では虫の害はほとんどない、鳥が食べてくれるからだ。


Written By

Masahiko Aida